下りのエスカレーターの時代の健全な競争

2014/10/23 

高度経済成長の時代は遥か昔です。そして日本は今失われた10年を超えて20年目も突破。政治も経済も沈黙、混沌、混迷の日本です。

バブルの崩壊から立ち直りそうだったところへリーマンショック、続けざまに東北大震災。民主党政権の増税。ここ3~4年で起こったことです。

時代は下りのエスカレーターに切り替わりました。

立ち止まっているとどんどん下がっていってしまいます。産業によっては下りの傾斜角度が急だったり、下るスピードが速かったりしています。このエスカレーターは目には見えませんが、経営者は感じているはずです。

 

今までの昇りのエスカレーターの時代では、何にもしなくても上に上がれました。 業績も上がった、 給料も上がった、株も上がった。販促ツールなんて手作りのものでも十分売れた。マーケティングなんていらなかった。デザインなんて大企業のものだった。

 

しかし今、その時代と同じことをやっていても効果はありません。そのことに気づかない経営者もたくさんいます。わかっていても行動を変えられないない人も大勢います。大企業はなおさらです。先日シャープの社長が記者会見で経営不振の原因を尋ねられていましたがその回答が「事業環境の変化に素早く対応できず、業績が急激に悪化した。」と言うことでした。

 

今までは中小企業もデザインなんてなくても売れた。売れるしくみなんて知らなくても売れた。隣のライバル会社も儲かったが、うちも儲かった。そういう時代だったのです。 たった数年前でしたが 本当に「古き良き時代」でした。

 

ではこれから何が起きるのか?ずばり、競争です。

競争なんてビジネスでは当たり前、なんて思っている人もいるかもしれませんが

果たしてそうでしょうか?僕には本気で競争しようと思っているのか?もしくは競争の仕方がずれている。と感じてしまうのです。

 

「競争はやめて、共生の時代へ」という経営者もいますが、これは競争を必要としない儲かっている会社の言う言葉です。もしくは思想家、哲学者のようにビジネスの世界にいない人の言葉です。僕もこの言葉、好きです。そうなるとすばらしいと思います。しかし大企業は共生の名を借りた「強制」中小企業は共生と呼ぶ「寄生」をして健全な競争すら起こってません。

 

健全な競争とは何か?

それは「自分のエゴのための競争ではなくお客様のための競争」です。

いかにお客様や社会に対して自分のビジネスが役に立つのか、貢献するのか、その価値をきちんと提供する。他社に品質が負けているのであれば努力して品質やサービスのクオリティをアップさせる。切磋琢磨です。結果、儲かるのであればそれはハッピーなことです。「儲ける」つもりで競争するのではなく人にいかに喜んでもらえるかを競争して結果「儲かる」。これが健全な競争だと思います。

 

そして儲かった会社は弱い立場の人のために手を差し伸べる。これが「共生」です。しかし本来の意味は共生とはお互いにWinWinの関係性が成り立つ状態を言うので、手を差し伸べるだけでは正確ではありませんね。

弱い立場の人と言っても本気で競争せず、怠けていて儲からなかった人には退場願う。そのような厳しさもなくてはなりません。「共生」は「共産」ではないからです。

退場していただくが、また再度チャレンジできるようなチャンスも与えられる社会になるといいのですが、日本はまだ欧米に比べて起業するのにも、再チャレンジするのにもなにかと障害が多いようです。

 

来月は総選挙ですが、いったい誰を信じればよいのかまったくわかりません。

国に依存する生き方は危険だとさえ感じてしまう、まさに幕末を思わせる時代になったなあと思っています。 これからは自助努力が必要ですね。

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