良いデザインとは造形的、色彩的に美しいかどうかではない

2014/12/25 

お客様が買い物をする頻度を増やすために、いろいろな方法がある事を前回にお話しました。なぜ何度も同じ店で買うのか。それは「そこで買うと気持ちが良い」からに他なりません。

「そこで買うと気持ちが良い」と思っていただくために重要な要素のは様々ありますが、ひとつはデザインです。

行きつけの店とは「自分の世界だ」と思える空間であること。居心地が良い空間です。しかしそういう空間は必ずしも、デザインがかっこいいとは限りません。

場末のしょぼい雰囲気が好きな人は油で汚れた天井や狭いカウンターや破れてススまみれの壁にかかったおしながきなどがその人にとって良いデザインなのです。(昭和30年代生まれ以前の「飲み助」の人に多いでしょう)

どのような世界観を表現すればターゲットに喜ばれる正解なのかを知ること。それがマーケティングです。マーケティングのないデザインは「お客様」ではなく「デザイナー」が良いと思った世界観でデザインの表現をしてしまいます。だから失敗するのです。

つまりデザインとは造形的、色彩的に美しいかどうかではなく、世界観を表現する手段、テクニックのことを言うのです。

 

お店の空間デザインだけではありません。お客様が目にするチラシのイメージ、ホームページの醸し出している雰囲気、広告のイメージ、名刺のデザイン。ビジネスで使用するツールはたくさんあります。

そのツールの世界観がお客様にとって心地よければいいデザイン。しかしなんか違うと感じられてしまっては、どんなにデザイン賞をとったデザインだとしてもダメなデザインなのです。この事はデザイナーでもわかっていない人が多い。

そんなことってあるのかって?

たくさんありますとも!著名な広告賞をとっても全然売れない広告なんて山ほどあります。「かっこ良く作ってもらったけれど全然売れない」などというセリフを何人もの経営者から僕は聞いています。

ではお客様に好かれる世界観を表現したデザインを作るためにはどうすれば良いのか?

それはお客様に聞くしかありません。いろんな聴き方やアンケートの質問の仕方があるのですが長くなるので、またの機会にいたします。

 

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