色の視覚効果【色の対比】

2015/07/10 

普段、私たちが見ている色の世界では、一つの色だけで構成されていることはほとんどありません。
色と色が隣り合っていたり、色の上に別の色が乗っていたり、複数の色が隣接していたりがほとんどです。

この、色どうしが近くに配置された時、その色どうしが影響を与えあうことがあります。
この影響は普段の生活で意識されることはほとんどありませんが、その色単体で見た時とは、異なる色の見え方に変化しています。

また、Aの色を見た後にBの色を見ると、最初に見たAの色の影響によって、後から見るBの色は変化して見えることがあります。

このように、空間的、時間的に近接した色はお互いに影響を及ぼし、その色の見え方が変化します。

 

負の残像
ある色を見つめた後、白や灰色の紙に目を移すとその色と反対の色が見えます。
形のあるものであれば、形や大きさ、輪郭はそのままで、色だけが逆の像を見ることができます。
これを負の残像といいます。
負の残像は補色残像とも呼ばれ、残像で見える色を心理補色といい、PCCSの色相環を設定するもとになっています。

 

色対比
先に見た色や隣の色の影響を受けて、現在見ている色が、違いが強調されて見える現象のことです。

同時対比
色対比の中でも、空間的に隣り合わせに接した色の間に生じるものを、同時対比といいます。

継時対比
同じ色であっても、鮮やかな色を見た後に見ると、色が少しくすんで見え、無彩色に近い鈍い色を見た後で見ると、色味が増して見えることはありませんか?
このような、ある色を見た後に別の色を見た時に起こる対比を、継時対比といいます。

しかし、同時対比に比べると、変化の程度が弱く、残像や順応現象との重複もあることから、対比といえば、その多くは同時対比のことを指します。

 

この色の対比は、色の三属性のうち、どの属性が最も変化して見えるかによって、明度対比、色相対比、彩度対比の三つに分けることができます。

しかし、複数の対比が同時に起こる場合もあります。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認後に表示されます。日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)