色相環

2015/04/01 

「PCCS」
PCCSは、色彩調和を主な目的とした、配色を考えるための表色系のことです。
「Hue(ヒュー)」と呼ぶ色相と、明度と彩度をまとめた「Tone(トーン)」の2つの項目で色を整理して表示します。
この2つの項目を使い、配色調和を簡単に考えやすくしたものを「ヒュートーンシステム」と呼びます。

そもそも「PCCS」ってなに?
日本色研配色体系「Practical Color Co-ordinate System」の略で、色彩調和を主な目的とした表色系(カラーシステム)のことです。

「色相について」
PCCSでは、色相環を表す色として、24色相の純色で構成されています。

 

「心理四原色」
色相環に置いて行く24色を決めるために、最初に赤・黄・緑・青を置いていきます。
この四色を「心理四原色」といいます。

この「心理四原色」とは例えば、「赤なら赤の色味しか感じられず、他の色味が感じられない色」のことで、PCCSでは「赤色らしい赤」「青色らしい青」といった色の事を指します。

「心理補色」
そして配置した、心理四原色の各色の反対位置に、それぞれの反対の色相である、青緑・青紫・赤紫・黄みのだいだいを配置して、8色相にします。
この反対の色相である4色は「心理四原色」の「心理補色」です。
ある色をじっと見つめ、他の所に目を移すと、じっと見つめていた色の「反対の色」がぼんやりと見えてきます。これを「補色残像」と呼び、その残像の色が「心理補色」になります。
「補色残像」について、後ほど体験ができる画像を貼りますので、ぜひ体験してみてください。

上記の8色相の間に、色相の変化が同じように感じられる4色相を置いて12色相にします。

更にその12色相の中間の色を配置して、24色相が決定されます。
以上により、PCCSの色相は決定されます。

補色残像を見てみる
下の左の写真の中心から、少し左にある黒い点を、20〜30秒凝視してください。
その後、瞬きをせず右のモノクロ写真を見てみてください。

不思議なことに、モノクロ写真がカラー写真に見えませんか?
これは右の写真の「補色残像」が見えているから、モノクロ写真がカラーに見えるんですね。

「色相の表記」
PCCSの色相は、英語・日本語・色相記号の3つで表す事ができます。

日本語の場合、「青」「黄」のように色の名前だけで表記できるものと、「紫みの赤」のように、「色味の修飾語」がつく物があります。
英語の場合も考え方は同じで、「赤」なら「red」。「紫みの赤」だと「purplish red」という表記になります。

「色相記号」
各色相には「紫みの赤」から時計回りの順に、1から24の「色相番号」が付けられています。

色相番号で表す場合、この番号の後ろに「色相の略記号」をつけて表示します。
例えば、「紫みの赤(purplish red)」は「1:pR」。「赤(red)」なら「2:R」となります。

色相の略記号は、「red」や「orange」のような色相を表す色名は「R」や「O」のように大文字で表します。
「purplish」や「yellowish」のような「色味の修飾語」の場合は、「p」や「y」のように、小文字で表します。

※「青」と「青緑」の色相についてはこれ以上細かく区別ができないので、日本語表記と英語表記では、同じ色相名になっています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認後に表示されます。日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)