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中小企業診断士の方は、デザインに重きを置いていないらしい

「デザイン経営研究会」に参加して、中小企業診断士の方達に、質問した。
「中小企業診断士の方々はデザインというものが、会社経営の中でどのくらい、重要だと考えているものなのでしょうか? 」
そしたらなんと、ほとんどの中小企業診断士の方は、あまりデザインに重きを置いていないのだそうだ。というか、全く認識していないという。一般の中小企業の経営者と同じように「そのデザインにお金を投資すれば、本当に売り上げ上がるの?」といった認識らしい。試験にも出ないし。
経営者がそう思うのはある程度仕方ないと感じています。大企業と違って資本が限られているので、どうしても事業の中での優先順位が上には来ない。デザイナーの責任も多々あると思う。しかし、経営コンサルタントのプロの方達も同じように考えていたとは、ちょっとびっくりでした。
だって、企業にとってお客さんを増やしたり、商品やサービスを売ったりということは非常に重要な部分ですよ。財務管理や人事指導、工場の効率、商品開発も大切ですが、売れなきゃあ意味ないじゃん!
なぜこのような状況なのか?やっぱり、デザインというものはよくわからないし、金がかかると思われているのでしょうか。効果がすぐにわからない、良いデザインとはなんだかわからない、適正価格がわからない、デザイナーがどこにいるのかわからない。(これ、ホント聞かれましたもの。)
経営者の不勉強もありますし、もちろんデザイナーの努力不足やインチキデザイナーが横行しているのもあるでしょう。デザイナーはいつまでもデザイン賞狙いばっかやっていないで、どうすれば売れるデザインができるのか、マーケティングを勉強するべきだと思います。そして、中小企業診断士の方達には、商品開発、ブランド作り、販売促進に関してデザインが重要なのだと言うことをもっと経営者に指導して欲しいと思います。
中小企業診協会東京支会に属する研究会の中でも、「デザイン」はもとより、「販促」とか「増客」とか「マーケティング」に関する研究会はないそうです。
昨年私が受けた「企画塾」主催「地獄のマーケティングプランナー特別養成講座」に参加した生徒さんは30名の中のほとんどが会計事務所の会計士で、コンサルタントの方は2.3名しかいませんでした。デザイナーは私だけ。(注:「地獄の」は私が勝手に付けました。スイマセン)
そのような中で「デザイン経営研究会」に集まってらっしゃる方々は意識が高い人ばかりで、昨日のお話も伺っていて、皆さんすばらしい方達でした。これから毎月この会で勉強していきたいと思います。

経営
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熊谷淳一

熊谷淳一

株式会社ノイエ 代表取締役。デザインで経営を伸ばす経営コンサルタント・クリエイティブディレクター。デザインは第5の経営資源としてデザイン経営とマーケティングの研究にいそしむ。 お酒、書と陶芸が好き。 尊敬する人は岡本太郎。
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コメント

  1. こんにちは。(*^_^*)
    今日は家で仕事しています。
    娘を寝かせながら見させていただいています。
    またゆっくり寄らせていただきます。
    ブログ応援してます(^_^)/
    それでは。失礼します。

  2. 熊谷淳一 より:

    コメントありがとうございます。
    たくさん勉強して、クライアントさんのお役に立てればと思っています。
    今後ともよろしくお願いいたします!

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