デザインの4つの要素

2015/01/14 

デザインを構成している要素をまず見ていきたいと思います。

ここで言うデザインとは、コミュニケーションデザインを指しています。つまり販促にかかわるチラシ、会社案内、パンフレット等のツール。ロゴマークや名刺、ステーショナリーなどのコーポレートデザイン、ホームページ、ブログなどのインターネットにおけるデザイン、POPやポスター、ディスプレイ、看板など店頭におけるデザイン、展示会やショールームなどの解説パネルや空間演出のバナーやタペストリーなどのデザイン。

これら、企業が伝えたいことをお客様に向かって投げかける情報を乗せて、コミュニケーションの道具にするデザインのことを指します。

インテリアデザイン、店舗、建築設計、工業デザイン、ファッションデザインはここでは取り上げません。

さて、これらのコミュニケーションのデザインの要素とは何か?

美術大学のグラフィックデザイン科を受験する高校生たちは、どんな試験を受けるか知っていますか?

まず、鉛筆デッサン。 デッサンは上手に絵を描く試験ではなく、物を観察する目の試験です。正しくものを見ることができるかどうかということは、表現する者にとっては基本中の基本です。そして平面構成というデザイン画を試験会場で描かされます。この平面構成には3種類あります。

1 幾何構成…幾何図形を使用してレイアウト、バランス感覚の能力を判断される

2 イメージ構成…イマジネーション力、ビジュアル力を判断

3 モチーフ構成…観察力、表現力を判断

色彩感覚やレイアウトの能力はすべてのタイプでみられます。

試験では文字を与えて構成させることも多いのですが、これはタイポグラフィ能力です。ただし、ひとつの図形として与えますので、厳密に言えばあまり読ませるための文字ではないようですので、入試ではタイポグラフィ能力はきっと合格基準に入れていないと思われます。タイポグラフィというのはデザイナーにとって非常に難易度が高い、難しい仕事ですので、高校生にはまだ無理ですね。東京芸大はこれに立体の試験が課せられます。

レイアウト

色彩

ビジュアル

タイポグラフィ

これらの要素一つ一つが複雑に組み合わさり、互いに影響しあって、デザインは構成されています。各要素をこれから1つずつ理解し、目的にあった形や色にコントロールして行く事ができれば、美しいデザインやカッコいいデザインを作ることが可能になります。

では、この記事を読むだけで、デザイナーになれるのか、デザイナーと同じくらいに上手にデザインが出来るようになれるのか、といえば、不可能とは言いませんが、難しいと思っています。

プロのデザイナーでも、ひどいデザイナーはたくさんいます。専門教育を受けて何年も訓練しても、なかなか難しいものなのです。しかし、デザイナーと同じレベルになる必要はありません。何も知らないで手作りしている個人事業者や、社員に作らせて平気でいる経営者が非常に多くいる中で、それらよりマシなデザインを作るだけで差別化することはできると思っています。

もちろん、プロのデザイナーに依頼したライバル会社には負けてしまうことにはなるでしょうが。

美大受験に合格する高校生の平面構成やデッサンの作品をどうか、見てください。
腰抜かしますから!美大受験用の予備校のサイトです。

すいどーばた美術学院 http://www.suidobata.ac.jp/pc/gallery.html
御茶ノ水美術学院 http://www.ochabi.ac.jp/gakuin/gallery/index.php

僕も高校3年生から夜間部に入って、毎日デッサンしたり平面構成の課題をやったりしていましたね。懐かしい。学校では美術部にいたので受験のデッサンをとにかく描いていました。

高校2年生あたりから目指して、倍率が8倍から15倍、芸大なんて20倍で、入学する学生の半分が浪人生という熾烈な戦いを乗り越えて入学してくるのです。10代からこの道一筋目指している人達と同じデザインができるとは考えないでくださいね。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


コメントは承認後に表示されます。日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)